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「ギャップイヤー」可能性探るシンポ

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向学新聞2012年7月号


「ギャップイヤー」可能性探るシンポ

                 明大、ブリティッシュカウンシル主催

 「日本におけるギャップイヤーの可能性」をテーマにしたシンポジウムが6月4日、明治大学国際教育研究所とブリティッシュカウンシルによって開催された。東京大学が秋入学の検討を始めたことで、高校卒業から大学入学までの約半年間の活用の仕方が注目されている。以前からギャップイヤーが多く活用されている英国の事例を紹介しつつ、日本での実現可能性を討議した。
 英国では大学入学前の出願時点で、通常よりも1年遅れの入学を希望することができる。その期間は、学生の自主性に任せて、自由に活動をさせている。英国では、大学入学前や卒業後だけではなく、就職後も退職してギャップイヤーを活用するケースもある。ブリティッシュカウンシルのエマ・パーカー氏は、「ギャップイヤーは何歳からでも利用することができる」と強調した。
 日英の社会事情は異なり、英国の事例が必ずしも日本に導入できるわけではない。今年の2月に秋入学検討会議を発足させた九州大学教育国際化推進室の廣瀬武志特任准教授は、日本と英国を比較し、所属意識と就職に関する相違点を指摘した。日本はどこにも所属していない空白期間を嫌う傾向や、新卒一括採用が行われているが、英国では職に就いていない若者は珍しくはない。廣瀬氏は「日英では若者に対する社会の寛容度が違う」と強調し、日本社会の在り方が「今後のギャップイヤーに影響を与える」と話した。
 ギャップイヤーの活用には、留学、ボランティア、アルバイトなど様々な選択肢がある。日本の大学がギャップ期間を導入した場合、どこまで大学が関与し、どこまで学生に任せるかが課題となる。



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