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向学新聞2025年1月号目次>スポーツで国際交流 16カ国の外国人が参加
<向学新聞2025年1月号記事より>
スポーツで国際交流 16カ国の外国人が参加
公益財団法人日本スポーツ協会(以下、JSPO)は昨年11月30日、スポーツを通じた国際交流で相互理解を深めることを目的とした「Sports Global Festival 2024」をドーム立川立飛(東京都立川市)にて開催した。
当日は、日本人と外国人合わせて164名、幼児からシニア世代まで幅広い年齢層が参加した。外国人の出身国は、アジアを中心に16カ国と国際色豊かな顔ぶれとなった。
日英バイリンガルのMCがルール説明をし、必要に応じて他の言語通訳者もサポートに入った。
日本人と外国人の混合チームに分かれ、日本の運動遊びや、ベトナム・韓国・フィリピンの各国の伝統的な運動遊びを全員で体験した。また、JSPOが開発した子供向けの運動プログラムである「アクティブチャイルドプログラム(JSPO-ACP)」も実施され、年齢や国籍に関わらず、喜んだり悔しがったりと、運動遊びを楽しむ姿が見られた。
参加者からは「普段はこうした機会がないので良い経験になった」「親子で充実した楽しい時間を過ごせてよかった」という感想が寄せられた。
JSPOスポーツプロモーション部の酒井元照氏は、「JSPOは長らくアジア諸外国とのスポーツ交流を続けてきたが、コロナ禍や、在留外国人の増加を機に、新たに在留外国人と日本人によるスポーツ交流を開始した。このようなイベントは今年で3年目だが、他の地域や団体にも参考としていただき、さらなる広がりが生まれたらと思う」と述べる。
また、同永野天空氏は、「今年のイベントはこれまでになく多様な参加者が集まったが、笑顔で盛り上がっている様子がとても印象的であった。そこまで難しい言葉を使わず、誰もが達成感や一体感を感じられるところがスポーツの良さである。スポーツを通して、外国人や日本人を問わず、地域コミュニティとの交流の機会を提供していきたい」と話す。
JSPOでは、2027年までの中期計画の重点項目の一つに、「多様性の尊重」を掲げている。2027年までに参加者累計1000人以上の目標を定め、在留外国人と日本人や地域コミュニティとの間に、スポーツを通じた交流事業を創出し、多様性と包摂性のある共生社会の実現を目指す。
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