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資格マニアとしての自己証明
カク ゲンさん (中国出身)
東京福祉大学

カク ゲンさん

カク ゲンさん

日本には非常に多くの資格が存在し、その数や多様性は他国と比較しても際立っています。私は資格マニアとしてさまざまな資格に挑戦してきました。認定心理士、秘書検定、MOS検定、ポテト検定、探偵検定、キャンプインストラクター、コーヒーインストラクター、救命士の資格に合格しました。どの業種にも基本的な資格があり、専門的な知識やスキルを証明する資格が存在します。

私の母国における資格の数について調べると、中国では資格制度がかなり体系化されていますが、日本ほど多様で細分化されているわけではありません。国家資格や業界団体が認定する資格が多く、学歴と職業資格が密接に関連していますが、資格の種類は日本に比べると少ない傾向にあります。

なぜ日本には資格が多いのかを考えてみましたが、日本の社会は非常に多様化しており、さまざまな分野において専門的な知識を持つ人材が求められています。そのため、資格が増加し、専門性を証明する手段として使われています。日本では雇用の安定を重視する傾向があり、雇用の際も資格が重要視されています。日本では成人してからも学び続けることが推奨される文化があり、それが資格取得へのモチベーションになっていると考えられます。

資格そのものの価値ももちろん重要ですが、私にとってはそれ以上に、資格取得を目指して毎日コツコツと勉強し、目標を達成するプロセスが大切です。この過程を通じて得られる達成感や自己成長こそが、私の人生において大きな意義を持っています。学ぶ喜びを感じながら取り組むようにしています。

知識を身につけることと、実体験で経験を積むことはどちらも重要だと考えます。資格取得の勉強は理論的な知識を深める手段として非常に有効ですが、それを実際の現場でどう活かすかが最も重要です。実体験を通じて学んだことは、理論だけでは得られない貴重な学びをもたらします。学問を実際に勉強する際にどのくらい勉強すればいいか、何をもって自分はこの学問を勉強したことがあるのかなどを証明することができるのは資格です。私は自己証明が好きな人だと言えます。資格取得はゴールではなく、新しい知識やスキルを得るための手段だと思っています。





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