Top向学新聞今月の人ひ 暁晶さん
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ひ 暁晶さん  (中国出身) 
(城西大学大学院経済学研究科) 


就職活動には根性と謙虚さが必要  できるまでやることが大切

――就職活動についてお聞かせ下さい。
  私はこれまで20社以上にアプローチしましたが、日本企業の多くは留学生を採用してもいずれ母国に帰ってしまうのではないかと気にしているようでした。また、留学生可としていてもなぜ採用するのか理由を明示している企業はなく、受けてみたら「本当に採用したいのか?」と疑問がわいてくるほどでした。
  私はあまり挫折したことはなかったので就職活動もそれほど大変なことではないと考えていましたが、何回も落とされると本当に就職できるのかと自信がなくなってきます。しかしそこであきらめたら自分の人生はそこまでです。就職活動には「根性」が必要です。
  インターンシップやアルバイトの経験は就職活動に非常に役立ちます。私は今ホテルで宴会サービスのアルバイトをしていますが、この仕事の採用選考時には「留学生は採っていない」といったん断られました。しかし後で「日本語が上手だったから」と電話がきて結局採用されました。最初は仕事が順調に行かず、上司から簡単な仕事を勧められましたが、「がんばるので」と踏みとどまって努力し続けました。今では仕事をマスターし、アルバイトの留学生も私1人から3人に増えました。大切なことは、できるまでやることです。しかられて泣いたこともあり、外国人を差別する人もいましたが、私は周りとうまく付き合えないときには「自分の何がいけなかったのか」をまず考えるようにしています。日本では外国人ですから倍の努力が必要です。昔はプライドが高くストレートに感情を表していましたが、留学して変わりました。お客様からクレームがあれば、自分にたとえ落ち度がなくても社会人として謝らなければなりません。たとえ憤りを感じることがあっても、自分に何か原因があるのではと考える謙虚さが必要です。そうするといつでも冷静な気持ちで対応し消化できるようになりました。
  就職活動も同じです。試験に落ちて憤ったり落ち込んだりしている暇はありません。将来を見つめ次の面接に臨む。希望のあるところに道はあるのです。