豊田市が日本語学習サイト
(2008年12月号)
動画を見ながら会話学習
豊田市は、インターネット上で日本語を学習できる外国人向けのサイトを11月11日にオープンした( http://www.toyota-j.com/ )。ネット環境があれば世界中どこからでも誰でもアクセスできる学習ツールだ。利用者は「e―ラーニング」と称するページで、ポルトガル語字幕入りの動画を見ながら初歩的な日本語会話を学ぶことができる。現在アップされているコンテンツは、市役所での外国人登録証の更新場面と、ひらがな・カタカナの五十音図。今後、利用者からの反応をもとに随時更新していくという。
サイトは名古屋大学の協力を得て完成した。同大学が豊田市の外国籍住民を対象に行った予備調査によると、日本語の学習時間や学習環境の確保が難しく、継続的な学習が難しい現状が浮き彫りとなった。そこでWEB上で学習でき、通訳や多言語サービスに頼らなくても基本的な行動が日本語で行えるようになるためのツールを開発した。