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在日留学生数過去最高
(2009年3月号) 


韓国出身者や専門学校の伸び目立つ
日本学生支援機構統計

  日本の大学等で学ぶ外国人留学生が過去最高の12万3829人(2008年5月1日現在)となったことが、独立行政法人日本学生支援機構の統計で明らかになった。留学生総数は2005年に12万人を突破したが、その後の2年間は11万人台にもどって横ばいとなった。今年は前年比で5331人(4・5%)の増となり、再び増加基調に転じる気配も見せている。特に専門学校(専修学校専門課程)への留学生は前年比15・0%(3354人)増の2万5753人となり、全体の伸びを大きく牽引した。大学院は前年比1074人増の3万2666人で、1983年の調査開始以来、25年間毎年増加を続けている。
  国籍別の内訳は、中国が例年通りトップで7万2766人。次いで韓国の1万8862人、以下台湾、ベトナムと続いている。前年比の純増数では韓国が1588人と最多で、中国の1489人を上回っている。
  また、短期留学生は前年比1388人増の9756人と順調に増加を続けており、国籍別では中国が2636人(前年比566人増)と最多。以下韓国1849人(同85人増)、アメリカ1447人(同195人増)となっている。
  これらアジア等からの留学生数増加の背景には、近年の日本語学習熱の高まりや、マンガ・アニメなど日本のポップカルチャーの浸透などが挙げられる。独立行政法人国際交流基金の調査によれば、中国の2006年における日本語学習者数は2003年調査時のほぼ倍の約68万人となった。また、専修学校専門課程の中には日本語学科を設置している実質上の語学学校も含まれており、こうした受け皿のほか、大学間協定による日本語・日本文化研修を主体とした短期交換留学プログラムも近年増加傾向にある。
  また、政府が掲げる「留学生受け入れ30万人計画」でも、海外における日本語教育機関の拡大や、日本の魅力をアピールするイメージ戦略の強化を掲げている。今後、国内の受け皿の整備と海外での広報活動の強化がうまくかみ合えば、さらに日本文化誘導型の留学が増えていく可能性もある。