向学新聞2012年7月号
大学改革プランを発表
文科省 TOEFLを入試に活用
文部科学省は6月5日、大学教育の質的転換を目指す大学改革プランを発表した。今年から2017年までを改革期間とし、グローバル人材育成のため20代前半までに同世代の10%が海外留学を経験することや、世界的なリサーチユニバーシティを10年後に倍増させることを計画している。
同プランには、大学卒業時の外国語力基準(例/TOEFLiBT80点など)や、単位取得を伴う海外留学経験者数の設定を行うなどの施策が盛り込まれている。総合的な英語の運用能力を測るため、入試にTOEFLやTOEICを活用する案も打ち出した。 また、ペーパーテスト偏重の一発試験的入試から、意欲や能力を含めた多面的かつ総合的な評価に基づく評価方法への移行を目指しており、思考力や判断力などを問う新たな共通テストの開発や志願者と大学の相互理解を深めるための工夫も行う。
2013年~14年の間に集中的に改革を実行、その後の3年で評価、検証し、改革を更に発展させていく。
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