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向学新聞2012年11月号


長崎発グローバル人材育成

                    県下10大学・短大が連携

 長崎大など長崎県内の10大学・短大が共同でグローバル人材を育成する新事業が文科省事業に採択されたことをうけ、学長・理事などが10月16日に会議を開いた。新事業は「留学生との共修・協働による長崎発グローバル人材基盤形成事業」で、会議ではカリキュラムの具体的な検討と連携強化の促進を確認した。
 
 大学の垣根を越えて長崎が一体となりグローバル人材育成に取り組む点が特徴的だ。現在長崎県では約1400名の留学生が学んでいる。そのうち10~15%の留学生と、それと同数の日本人学生とで、約300人の参加を想定している。
 
 大学1~2年生が主な対象で、1年目は長崎の歴史や文化、日本企業で働くためのキャリア教育、語学科目を学ぶ。2年目は、県内企業でのインターンシップなど社会的な活動に取り組む。日本人学生と留学生が混在するグループで学習を進めることで、国際感覚を磨く。また、詳細な内容については学生に企画、立案させることで主体的な取組みを期待している。さらに、各大学のチューターや長崎県、企業などの代表も運営に参加し、産学官で事業を実施する。
 事業の成果は、TOEICなどの外国語試験や、インターンシップ先での評価などで判断する。来年度から本格的に開始する予定。長崎県立大、長崎国際大、長崎女子短期大などが参加する。



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