向学新聞2013年1月号
日本留学生フォーラム開催
日本人と留学生が議論
日本人学生と外国人留学生が集い、「国際社会に伝える日本の魅力」をテーマに日本留学生フォーラム2012(一般社団法人日本学生会議所)を実施した。72名の参加者が、留学生受け入れ制度や、就職制度の国際化、クールジャパン戦略について分科会に分かれて討論した。
留学生の受入れについて、「日本人と留学生の交流が少ない」との問題が指摘され、留学生の生活を支援するサポーター制度や日本人と留学生のペアインターンシップが提案された。また、日本の終身雇用、年功序列、新卒一括採用に対して、実力成果主義の導入や通年採用を求めた。さらにクールジャパン戦略については、「日本の技術力の発信が不足しており、国が最大限技術保護を支援すべきだ」と意見があった。
参加学生からは、「このように日本人と留学生が話し合う場を増やしてほしい」という感想があがった。日本学生会議所の高野修平さん(早稲田大学)は、「活動の意義を社会に広め、賛同者を増やしていきたい」と話す。今後、フォーラムの結果を文部科学省などの後援省庁に報告する。来年も外国人留学生を招きフォーラムを開催する予定だ。
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