<向学新聞2013年9月号記事より>
留学生の就職者数1万人超
2012年に日本企業へ就職
7月31日に法務省が発表した統計によると、2012年に日本企業に就職した外国人留学生数が、1万969人で前年より2383人増加したことが明らかになった。日本企業への就職を目的とした在留資格変更許可申請を行った留学生は1万1698人で、その内1万969人が許可された。許可率は93・8%で前年と比べてほぼ横ばいとなった。
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主な出身国・地域は、中国が7032人(前年比1688人増)、韓国が1417人(同208人増)、台湾が352人(同50人増)、ベトナムが302人(同60人増)となった。就職先の職務内容では、「翻訳・通訳」が2928人で最も多く、次いで「販売・営業」が2529人、「情報処理」が807人の順となっており、これら3種で全体の57%を占めている。
就職先の業種は、非製造業が8265人(75%)、製造業が2704人(25%)だった。最終学歴は、大学卒が4620人、大学院卒が3805人で、両者で約77%を占めている。
就職を目的とした在留資格変更の許可件数は、2008年の1万1040人をピークに2年連続で大幅に減少し、2010年は7831人となった。しかし、翌年から2年連続で増加に転じている。2012年は2008年の水準に戻り、2013年も更なる増加が見込まれる。
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