向学新聞2013年10月号
スーパーグローバル大学選定
世界順位トップ100に10校以上目指す
文部科学省は2014年度予算の概算要求を8月30日に発表し、グローバル化を牽引する国公私立30大学を選定・支援する「スーパーグローバル大学事業」(156億円)を新たに盛り込んだ。世界大学ランキングトップ100に10校以上のランクインを目指す。そのため外国人教員の積極採用や、国際共同研究の充実、英語で学位が取得できるコースの拡充などに取り組む。2009年度から5年間に渡ってグローバル化を進展させてきた現行の「グローバル30事業」でも同様の取組みを行ってきたが、更なる発展が期待される。
また、若者の海外留学支援制度等に145億円を要求した。奨学金支給枠を大幅に拡大させ、長期海外留学者は現在の2・5倍にあたる500人、短期海外留学者は3倍以上の3万2000人を支援する。
高校に対しても29億円を投じて全国100校を「スーパーグローバルハイスクール」に指定・支援する他、小・中・高での英語力強化事業に17億円を求めるなどグローバル人材育成を一層加速させる見込みだ。
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