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向学新聞2014年6月号


外国人留学生の進路調査

                      4分の1が日本で就職

 独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)は5月12日、2013年度の外国人留学生進路状況調査結果を公表した。大学の学部~博士課程、高等専門学校等を卒業した留学生は3万9295名で、最も卒業生が多かった学種は大学学部の1万2593人、次いで専修学校の1万1577名、大学院修士課程の9248名となった。学部卒業生の約29%が日本で就職、約19%が日本で進学、約9%が母国で就職している。修士課程修了生も学部生とほとんど同様の割合で約29%が日本で就職、約19%が日本で進学、約15%が母国で就職している。専修学校卒業生の半数近くは日本で進学しており、その他にも多くの留学生が就職など何らかの形で日本に滞在している。
 
 合計すると、日本で就職した留学生は全体の約24%に留まっているが、JASSOの担当者は「留学生の就職者数は少しずつだが年々増加している」と話す。JASSOが一昨年調査した私費外国人留学生の卒業後の進路希望調査(調査対象人数7000人)では、半数以上が日本での就職を希望している。



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