向学新聞2015年4月号
専門学校 進路は「日本で就職」が最多
一般財団法人職業教育・キャリア教育財団が3月、「専門学校における留学生受け入れ実態に関する調査研究報告書」(調査回答校/2037校)を発表した。2014年3月に専門学校(日本語科以外)を卒業した留学生は3867人で、1209人の留学生が日本で就職し、最大の進路先だった。帰国が703人、大学・大学院・短大への進学が661人、就職活動中が546人などとなった。
就職に成功した留学生の日本語レベルについては284件の回答が学校から集まった。就職できた留学生のうち、52・8%が日本語能力試験N2合格者(相当)、39・8%が日本語能力試験N1合格者(相当)となり、N2合格者が最も大きな割合を占めた。職業教育・キャリア教育財団の担当者は、「専門学校は専門能力に特化した教育を重視している」と話し、より専門性を評価された就職結果であることが分かった。
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