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向学新聞2015年7月号


内閣府が留学生の就職支援

省庁横断で連携


 内閣府が5月27日、留学生の就職者数を拡大させるため「外国人材活躍推進プログラム」を実施すると発表した。これまで文部科学省や厚生労働省などが独自に留学生の就職支援イベントの開催などを行なってきたが、今後は同プログラムのもとで各機関が連携を図る。
 
 具体的には、留学生の就職支援を担当する大学職員向けセミナー(文科省)、留学生の活用に関する中堅・中小企業向けセミナー(ジェトロ)、留学生と企業の就職面接会(厚労省)などを5月末から順次開催していく。内閣府の担当者は、「講師の派遣などで連携し、個々のイベントをレベルアップさせたい」と話す。
 
 政府の『日本再興戦略』改定2014に、高度外国人材となる留学生の日本企業への就職拡大が明記されており、同戦略の方針をもとに省庁横断的取り組みがスタートすることとなった。法務省によると、2013年に1万1647人の留学生が日本企業に就職しており過去最高を記録。リーマンショックで一時減少傾向にあったが、2010年からは右肩上がりで増加している。



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