向学新聞2015年10月号
香港で日本留学フェアを開催
日本文化への高い関心
全体説明の様子(JASSO提供)
日本学生支援機構(JASSO)が8月22日、香港理工大学で日本留学フェアを開催し410人(昨年350人)が来場した。日本から慶應義塾大学、芝浦工業大学、新宿日本語学校など16校が参加し個別ブースを出展した他、全体セミナーとしてJASSOと香港留日学友会が日本留学の概要を説明した。
来場者は入学試験や奨学金、学費、生活費に高い関心を示した。JASSOの担当者は、「香港は漫画やアニメーションなどを通じて日本文化への関心が高い若年層が多い。OECDの調査などを見ても学生の学力が高く優秀な留学生を獲得できる可能性が高い」と分析する。
日本の大学は留学生受け入れを拡大させるため、英語での学位取得コースや渡日前入学などの整備を進めており、学費も人気留学先の米国や 受付(JASSO提供)
英国と比較して高額ではない。しかし
JASSOによると「日本留学のための具体的な情報や方法が十分に理解されていないと香港現地関係者から指摘がある」という。今回は中等教育機関の進路指導担当教員団体と協力するなどきめ細やかなイント情報周知を行なったが、今後も継続的かつ有効的な情報発信が必要となる。
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