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向学新聞2016年3月号記事より>


高度外国人材が16万7千人に
 


 厚生労働省が1月29日、2015年10月末時点での外国人雇用状況を公表した。外国人労働者数は90万7896人(前年同期比15・3%増)で、3年連続で過去最高を更新した。


外国人労働者 HPグラフ
厚労省資料より作成



 「技術・人文知識・国際業務」、「教授」、「経営・管理」、「研究」、「教育」などを含む「専門的・技術分野」の資格を持つ外国人は16万7301人(同13・6%増)、外国人留学生のアルバイトを含む「資格外活動(留学)」は、16万7660人(同33・9%)と増加した。政府が推進している高度外国人材や外国人留学生の受け入れが進んでいることに加え、雇用情勢の改善が要因として考えられる。
 
 外国人労働者全体の出身国・地域別では、中国が32万2545人(同3・4%増)と最も多いが、ベトナムが11万13人(同79・9%増)、ネパールは3万9056人(60・8%増)と急増した。
 
 独立行政法人日本学生支援機構の調査によると、2014年に留学している外国人留学生のなかでも、ベトナムが2万6439人(前年比91・6%増)、ネパールは1万448人(79・9%増)と大幅に増加している。




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