向学新聞2016年10月号
半数以上の大企業6月以前に選考活動開始
就職問題懇談会(事務局・文部科学省)が9月、2016年度の就職・採用活動に関する調査結果を公表した。8月2日~23日の期間に1144の企業が調査に協力した。
大企業(従業員300人以上)の56・7%が6月より以前に採用選考活動を開始、中小企業(従業員300人未満)も57・7%が6月以前に選考活動を開始していたことが分かった。内々定を出し始めた時期について、大企業のうち最も多い51・1%が6月に内々定を出し始めたが、35・6%が6月以前に出していた。中小企業も33・8%が6月以前に内々定を出し始めた。
選考開始時期が8月から6月に前倒しされた結果について、「業界研究・企業研究が明らかに不足している学生が従来よりも多かった」、「開始時期を遵守せず、早期に選考活動を開始する企業がいた」、「内々定を辞退する学生が増えた」などの課題があったと回答。良い影響について54・9%が「特にない」と答えている。
a:3328 t:1 y:1