<向学新聞2019年11月1日号記事より>
QS就職ランキングで日本の大学高評価
雇用者の評価や卒業生の活躍などで
世界大学評価機関の英国クアクアレリ・シモンズ社(Quacquarelli Symonds、以下QS)は、卒業後の就職に強い大学トップ500を発表した。雇用者による評価などのデータをもとに、各大学での教育が就職の際にどれほど有利に働くかをデータ化している。この就職ランキングでは、外国人比率や学術的評価が中心のQS世界大学ランキングとは順位に大きな相違がみられ、清華大学や香港大学などアジアのトップ大学がケンブリッジやオックスフォードなどの一流大学を抜いて上位に入っている。
日本の大学では、東京大学が就職ランキングでの順位23位とトップで、世界大学ランキングの順位22位とはほぼ同等だが、早稲田大学、慶応大学、東京理科大学、一橋大学などは就職ランキングで大幅に高い評価を受けている。
評価基準は、雇用者の評価、卒業生の活躍、主要企業との共同研究実績、企業などの学内採用活動、卒業生の就職率の5つ。東京大学は、雇用者からの評価に関しては世界15位と高い順位を獲得している。
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