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向学新聞2023年1月号目次>日本で働く元留学生たち バンダリ ニシマ さん

元留学生

向学新聞2023年1月1日号記事より>

日本で働く元留学生たち

バンダリ ニシマ さん
(ネパール出身)
行政書士セイントオフィス

頑張れば何でもできる

バンダリ ニシマ さん
城東日本語学校卒業、千葉モードビジネス専門学校国際ビジネス科卒業。ホテル業界へ就職後、現職。

―日本に留学に来たきっかけを教えて下さい。
 
 ネパールでは勉強を頑張っても、その先、良い仕事に就けるチャンスが少ないのではないかと感じていました。また、留学先として、安全面で不安がある国もあります。そのような中で、日本に留学したことがある人から、日本の良さをよく聞いていて、日本でなら、頑張れば将来何でもできるのでは、と思い日本への留学を決めました。
 来日して最初の2年間は日本語学校に通い、その後2年間専門学校に通って、国際ビジネスを学びました。日本での生活は、初めて親元から離れての生活で、私にとって全く新しいチャレンジでした。
 アルバイトと学校の勉強でとても忙しかったのですが、学校は色々な国の学生がいたので、学校でのコミュニケーションが楽しかったですし、そこで元気をもらえました。

―学生時代を振り返って、これをやっておいて良かったなと思うことは何ですか。
 ビジネスの専門学校を選んでしっかりと授業を受けたこと、日本語の資格をちゃんと取ったことが今に繋がっているので、それがとても良かったと思います。また、人間関係のマナーを身につけたり、先生の話をしっかり聞いて実行したことも大事なことだったと感じます。
 
 私は、学校卒業後もずっと日本にいたいと考えていたので、その想いが頑張る力になっていたと思います。また、同じ年の友達よりも、意識して先生たちと仲良くするようにしていたことも良かったと思います。将来に役立つ情報、正しい情報を教えてもらえるので、先生とのつながりを大事にすると良いと思います。

バンダリ ニシマさん

―就職活動やお仕事について教えて下さい。
 最初は、学校から紹介してもらったホテルの企業に就職しました。コロナの影響でとても厳しい時でしたが、就職できたことは幸運でした。働き始めた時は、敬語の使い方が未熟でしたが、丁寧に心を込めて接客することを心掛けていたら、お客様からお礼の手紙をもらえたことがあり、自分の仕事が喜ばれたことがとても嬉しかったです。ただ、地方の勤務だったので、しばらくして関東に戻りたくなり、学校からの情報で今のオフィスの求人を知って応募し、無事に採用されました。
 現在担当している仕事は、ネパール人の在留資格申請手続きを担当しています。必要書類を揃えたり、ビザについての相談にも乗っています。



―やりがいを感じる時、また大変だと感じる時はどのような時ですか。
 在留資格の申請手続きは、自分がミスをしてしまうと、申請したお客様が日本に来られなくなったり、待たせる時間ができてしまうので、とても気を付けて作業をするように注意しています。うまく業務ができなかった時や、きちんとやったにもかかわらず、お客様からクレームを受けてしまった時、大変だなと感じ落ち込むこともあります。
 仕事でやりがいを感じる時は、お客様に感謝された時や目標を達成した時、また上司に認められて頼りにされる時も、やりがいを感じます。一緒に頑張る仲間がいて、好きなことをできている時もやりがいを感じます。これからも様々なことにチャレンジして頑張りたいです。

―後輩たちには、どのようなことを伝えたいですか。
 
 学生時代の時間は限られています。過ぎた時間は戻せないので、何に時間を使うのかをよく考えて過ごしてほしいです。お金のためにアルバイトも必要ですが、より良い将来のためには、資格や経験というものもとても大切だと思います。就職では、日本語能力や日本語の資格がとても大事で、頑張って身についた分、良い仕事に出会える可能性が高くなります。
 
 また、今の仕事では、オーバーワークで在留資格が変更できなくなってしまった留学生の相談をよく受けます。日本で頑張りたいと思うのであれば、日本のルールをしっかり理解しておかなくてはいけません。そのルールを知らなかったので違反してしまった、と言っても、違反は違反です。目の前のお金を稼ぐことだけを考えずに、将来のためにも、ルールを知って違反しないように気を付けて下さい。
 私は、頑張ればできないことはないと思って今も過ごしています。自分の幸せな将来を思い描きながら、そのために必要な事を身につけられるように、頑張りましょう。

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