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向学新聞2023年10月号目次>日本の将来推計人口 外国人人口比率、2070年には10.8%に

向学新聞2023年10月号記事より>

 
日本の将来推計人口 外国人人口比率、2070年には10.8%に

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国立社会保障・人口問題研究所は、8月30日「日本の将来推計人口(令和5年推計)」報告書を刊行した。日本の将来推計人口とは、出生、死亡、国際人口移動について、実績値の動向をもとに仮定を設け、日本全域の将来の人口規模、男女・年齢構成の推移について推計を行ったもので、今回の推計は2020年国勢調査の確定数等を元に推計された。

日本の総人口は 50年後に現在の7割に減少し、65歳以上人口はおよそ4割を占める。2017年の前回推計よりも出生率は低下するものの、平均寿命が延伸し、外国人の入国超過増により人口減少の進行はわずかに緩和される推計となった。

総人口に占める外国人人口の割合は、2020年の 2・2%から 2070年には 10・8%に上昇すると推計され、外国人人口は規模および構成比ともに、50年間で現在の倍以上の水準に上昇する。
 人口減少社会がスタートしているが、今後は加速的な人口減少と高齢化という事態に直面する。

同報告書序文の中で国立社会保障・人口問題研究所長の田辺国昭氏は、「それはこの社会がこれまで進んで来た方向に進み続けたときに帰結される人口の姿であり、将来推計人口とは真に実現したい社会と現状との距離を測るための測距儀にあたる。どちらの方向に進むかはわれわれに託されているのである」と述べている。



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