Top＞向学新聞＞リアルＶｏｉｃｅ＞ホウレンソウ―完璧な友達　ホアン　ハイ　ベトさん

　２年目の留学生活もいつの間にかおわりが忍び寄ってきました。失敗の思い出はもちろん、いろいろないい思い出もあります。
　そして、自分にとっての一番よかった経験は日本のホウレンソウ方法を体験しながら、日常の生活をおくっていることだと思います。
　この体験は来日した１ヵ月後アルバイト先の老人ホームで働くようになったことを切っ掛けにはじまりました。一緒に働いている上司や同僚にさまざまな大切なことを教えてもらったのですが、本当にいい経験になりました。ホウレンソウとは報告（ホウ）、連絡（レン）、相談（ソウ）の略でよく日本の会社で使われていると教えてくれました。これは仕事をする上で当たり前のようなキーワードになっていることで、つまりホウレンソウのない職場は、上司と部下のたてのいしそつうも、スタッフ間の横のいしそつうもうまくいかず、仕事の効率が悪くなるということです。
　私はこの方法を学んでから毎日仕事だけでなく、日常の生活でも使っているので、だんだんこの方法が自分の習慣になりつつあると感じています。たとえば、私は自分の進学計画や将来の進路などをよく日本語学校の担当の先生に報告したり、相談したり、アドバイスをしていただいて、小さなことたりとも連絡しないことがありません。そして、家族も私のことをよく分かって、安心してくれていると思います。
　来日してホウレンソウを使って以来、私の人とのコミュニケーションに対する考え方が少しずつ積極的になってきました。日常の生活も積極的になってきて、本当にうれしくて幸せです。自分にとって、ホウレンソウ方法だけでなく、日本に来たことはありがたい経験だと思います。

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