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19カ国・地域の留学生被災地へ

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向学新聞2011年7月号記事より>


19カ国・地域の留学生被災地へ
 

「頑張れ日本」海外へ発信

 5月27日、震災復興支援日本語学校協議会の呼びかけにより、仙台市や東京都の日本語学校に通う158名の留学生らが、宮城県石巻市で下水道の泥かきや、がれき撤去などのボランティア活動を行った。

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 中国、韓国、タイ、アメリカ、エクアドルなどの19カ国・地域の日本語学校留学生ら158名が、現地のボランティア団体の協力のもと、5つのグループに分かれ、下水道の泥かきやがれき撤去を行った。

 震災後に、都内の日本語学校の理事や校長らによって結成された震災復興支援日本語学校協議会が中心となり、関東一円の日本語学校に呼びかけ、留学生らからボランティア活動の有志を募った。東京都近郊の学校16校、また仙台市の学校2校がこの取組みに協力し、当初100人程度を募集する予定だったが、予想を上回る200人程の応募が集まった。

 日本語学校アークアカデミーでは、今回のボランティアに参加した留学生らの感想を作文にしてまとめており、その中には「今まで下水道の泥を掘ったことがありませんでした。泥が重くて臭かったです。でも、みんな汗をかきながら一生懸命に働きました。文句を言う人は全然いなくて、がんばれ日本、がんばれ東北、日本を元気にという気持ちで力を入れました。」(オウ・シエイさん・中国)といった当時の心境や、「津波で壊れた家や車がいっぱいでした。本当にかわいそうな状況で、心が痛くなりました。もう一度ボランティアをしたいです。」(ケイ・キュウケツさん・中国)という感想があった。

 同協議会の代表世話人で被災地へも同行した堀道夫氏は、留学生らが「本当に一生懸命に作業をやってくれた」と述べた。また、現地の人達からも「本当に一生懸命働くじゃない。これで助かるんだよ」と感謝の声が上がったという。

 堀氏によると同協議会は、日本語学校から大学などへの進学率が約7割を占める中、東日本大震災の影響による今後の入学者数の減少に、危機感を抱いた日本語学校の経営者らにより設立された。今後も被災地で留学生のボランティア活動の継続や、その体験を作文にしてもらい海外に発信する。また、学生が留学しやすい環境作りのために関係機関への陳情を行うなど、今年末までの期間限定で、震災により遠のいた留学生を再び日本に呼び戻すことを目的とした活動を行う予定だ。



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