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向学新聞2012年4月号


東大がインドに事務所開設

                 インド人学生の獲得へ

 東京大学が2月27日、インド南部の都市バンガロールで現地事務所を開設した。インドの優秀な人材を留学生として獲得することが狙いで、留学説明会や情報提供などを行う。海外事務所の設立は国際化整備拠点事業(G30)の一環で、同事業に参画している早稲田大学、京都大学、同志社大学なども共同利用する予定。バンガロールには、国内大手IT企業の本社や世界有数のIT企業が支社を置き、インドのシリコンバレーと呼ばれている。
 一方、留学を希望するインド人学生の多くは欧米に進学している。アメリカに留学しているインド人学生は10万人、イギリスは5万人だが、日本はわずか570人程で圧倒的な差がある。また、同じアジアでも中国には9370人のインド人学生が留学している。G30の一つである立命館大学もインドのニューデリーに事務所を構えており、日本は巻き返しを図る。



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