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向学新聞2012年5月号


学部留学生、帰国が最多

                 日本学生支援機構 進路調査

 平成22年度中に卒業した外国人留学生の進路状況に関する調査結果が3月下旬、独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)により公表された。卒業した留学生の総数は3万7343人だった。卒業生が最も多かったのが専修学校生で、1万1915人のうち半数以上が日本国内で進学した。次に多かったのが学部卒業生で、1万1204人だった。
 学部卒業生のうち、日本国内での就職、もしくは進学を選択した者を合わせると半数近くに上った。しかし、進路先として最も多かったのが、母国に戻りながらも就職や進学しない「その他」で、学部生の約3割を占める2647人だった。JASSOは「就職活動や進学準備で母国に戻るケースが大半を占めている」と推測している。「その他」には、「結婚し、主婦になった者」や、「兵役についた者」なども含まれている。



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