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向学新聞2015年10月号記事より>


就活スケジュール改善へ
 

経団連 大学・学生・企業に戸惑い

 一般社団法人日本経済団体連合会(経団連)の榊原会長が9月7日に記者会見を行ない、今年度から後ろ倒しになった就職活動のスケジュールを改善すると示唆した。

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 今年度から就職活動の開始を大学3年生の12月から3月に後ろ倒しにした結果、「大学、学生、企業に戸惑いが見られた。広報開始(3月)から選考(8月)までの期間が長すぎるなどの問題が指摘されている」と現状を説明。経団連は10月を目処に会員企業に対してアンケート調査を実施する予定で、調査結果を踏まえ、「来年度からの抜本的な変更は難しいが、改善すべき点は改善していきたい」と強調した。
 
 経団連の非会員企業や外資系企業は経団連のスケジュールに従う必要がなく、榊原会長は「(経団連会員企業の選考開始の)8月時点で7割近くの学生が内々定を得ているという調査もあり重要な問題だ。一方で、留学生に対して(就職活動の)公平な機会を与えることが出発点の一つで、変えて良かったという話もある。総合的な判断が必要だ」と話した。




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