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徐 輝さん

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徐 輝さん (中国出身) 
(国際医療福祉大学 医療福祉学研究科) 


介護はやりがいのある仕事 
知識身に付けた上で実践を


――介護分野に進んだきっかけは。
  私は母国で日本語教師として働いていましたが、本格的な日本語を身に着けようと日本留学しました。大学3年のときに日本社会をもっと知りたいと思い、資格について調べていたところホームヘルパーの資格を知りました。世話になった親に孝行するために将来何か役立つのではと思い資格を取りましたが、その時の介護実習先のデイサービスの雰囲気が非常に良かったのです。職員が元気で明るく話が上手で、本当に常に笑顔で仕事をされているのを見て感動しました。高齢者の方々も大変喜んでいて、自分もこういうやりがいのある仕事をしようという気持ちになり、実習が終わって施設長から「アルバイトしませんか」という話があったのでそこでアルバイトをするようになりました。
  介護では、人生の大先輩である利用者の方から様々なことを教わりました。ご年配の方は日本語が非常に丁寧で、「日本ではこうなんですよ」と親切に教えてくれますし、何かをしてあげると大変喜んで頂けるので勤務時間が終わっても何かしてあげたい気持ちが自然に出てきます。苦労してきた方々だからこそ人生の最後は本当に幸せにしてあげたいという気持ちを常に持って仕事に取り組んでいます。

――具体的には何をするのでしょうか。
  朝の洗顔から用足し、着替え、食事など生活全般の介助です。また、話をするためには知識が必要ですので、私は日本文化や地理歴史の本を読んでいます。その方の出身都市や有名な果物、温泉や歴史の話をすれば喜んでいろんな話をしてくれるようになります。お茶や生け花の先生の面倒を見る時もありますが、私にも経験があるので話ができます。利用者の方は目の前のことは忘れてしまうのですが、印象に残っている昔のことは忘れていません。この仕事は日本のこと全般を知らないと大変だと思います。

――大学院の研究は役立っていますか。
  介護の本格的な理論を身につけ応用することは重要です。現場を経験した先生から認知症などの理論的な裏付けを教えて頂き、利用者の方が怒る理由がわかってきて仕事も楽になりました。ご飯を食べてすぐ「ご飯まだ?」と言ってくる方がいます。勉強した今なら、例えば「おなかがすいたんですね、今厨房の方が頑張って作っていますよ。今日は大好きな魚です、もうすぐ出てくるので、出てきたらすぐお声をかけますので」と対応できます。認知症の方は言ってあげてもすぐ忘れてしまうので、時間がたっても「まだか」とは絶対言ってこないのです。最初に知識を学んだうえで仕事をすることで、自分も楽になりますし、相手にとってもそれは大事なことだと思います。

――将来の目標は。
  中国はいま高齢者人口が1億6000万人と全人口の12%を超えており、世界で最も高齢者が多い国ですが、準備ができていないうちに高齢化社会を迎えようとしています。ほかに仕事がなくて生活のために介護をしている方も多く、知識や技術を持っていないので現場は大変です。今年四月発表のデータではヘルパーが約1000万人足りないといわれており、無資格労働などの問題も起こっています。
  私は将来、日本で学んだ経験を生かし、中国で介護職員の養成にかかわる仕事をしたいです。日本と中国それぞれの現場を知ったうえで、中国の人々に日本のノウハウを伝え、質のいいサービスを提供できる職員を育てていきたいと思っています。


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