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李 竟雄さん

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李 竟雄さん (中国出身) 
(武蔵野大学大学院) 


宮崎駿作品を中心にアニメ研究
アルバイト通じ日本人と交流

――日本留学のきっかけは?
 日本留学は私の幼い頃からの夢でした。叔母が中国の大学で日本語教師を務めており、私が小学校のとき、日本人の夫婦が叔母の家に来て話をするのを一生懸命聞いたのが日本語に触れた最初です。出身地の遼寧省には昔の教育の影響が残っており、祖父は日本語の通訳者でした。
――日本のサブカルチャーの影響についてはいかがですか。
 幼いときから日本のアニメには親しんでおり、ドラえもんや一休さんが好きでしたね。大学に入学した最初のころは、日本語力がアップするよう多くの日本のドラマやアニメを日本語で見ました。今は、宮崎駿作品を中心とするアニメをテーマに研究を進めています。中国では宮崎アニメは劇場公開されていませんが、そもそもアニメや漫画は子供向けのものと考えられています。しかし日本では電車の中で大人が漫画を読んでいたりしますので、その文化の差について調査したいと思っています。
――留学を通じて得たものは。
 一番貴重だったのはアルバイトの体験です。中国ではほとんどの学生がやっていないので、日本に来なければ体験できなかったと思います。まずファーストフード店でアルバイトしましたが、最初は日本語が弱かったのでよく日本人にいじめられました。大変つらい思いをし、両親に打ち明けたところ「やりたくないならやめたほうがいい」とも言われました。しかしせっかく日本に来たのに色々体験しなければ無駄になると思い、我慢するしかないと思って乗り越えました。現在はコンビニエンスストアでアルバイトしていますが、長く働くと様々な人と交流する機会が増え、コミュニケーション力も身につきます。日本語教室のボランティアの方とも友達になりました。中国にいても日本語は勉強できますが、こうした人間関係を得ることは難しかったと思います。
――将来の目標は。
 将来は日本語教師になるつもりです。母国では教師は尊敬される職業です。親族の多くが日本語教員という環境で育ってきたので、子としても教師になるのは自然の成り行きだと思っています。



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