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ン イン ジャンさん (シンガポール出身) 
(東京大学工学部電気電子工学科 在日シンガポール留学生協会会長) 


30年以上の歴史持つ留学生会  母国で日本留学の魅力伝える


――在日シンガポール留学生協会(SSAJ)について教えてください。
 70年代に設立され、もう30年以上の歴史を持っています。メンバーは140名強で、大使との交流会をはじめ、月に1回程度イベントを開催しています。
 最近は大学間協定による単位互換で短期間来日する学生や、私費留学生もだいぶ増えてきました。しかし来日間もない学生にはネットワークがなく、情報の入手の仕方も分かりません。そういったニーズに対応するためにSSAJでは、メンバーにメールで情報提供などを行ったり、シンガポールにいる団体と直接連絡を取って、日本留学に興味を持つ人にメールで進学情報を送ったりしています。母国から日本留学につながる流れができており、卒業生によるOB会(JUGAS)も現地にできています。
 シンガポールから日本留学する人は大体3ヶ国語ができます。中学生のときから、一定以上の成績があれば第三言語として日本語かフランス語かドイツ語かマレー語を勉強できます。現地では日本のアニメやマンガはかなり浸透していますが、それらが好きな人なら中学生から日本語をずっと勉強する場合も少なくないと思います。

――それがきっかけで留学する人も?
 シンガポールから日本留学する人は、異文化体験を求めたり、それまでとは完全に異なる環境の中で自分を成長させたいという明確な意思をもって来る人が多いと思います。国の人口のほぼ半分は外国人ですので、私たちは日常的に国際的な環境の中で暮らしています。学校の教員には外国人が多く、海外留学する学生は多いですし、教員もそうするよう薦めています。
 SSAJでは、今夏にシンガポールの3つの国立大学を回って留学希望者を集めた発表会を行い、日本留学の魅力を伝えました。各大学の日本課程の下にある日本研究会と協力して行いました。大学生のほか現地の高校生もかなり日本留学に興味を示しており、学部に入りたい人は多いです。今年11月にはシンガポールで大学フェアが開催され、日本のトップ大学が参加しますが、そこへの協力も行います。SSAJでは今後も様々な形で日本留学のサポートを行っていきたいと考えています。



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