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アディユダ サドノ さん

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アディユダ サドノさん (インドネシア出身) 
(東京工業大学博士課程1年) 


夢は母国で起業
博士課程で太陽電池の研究


サドノさん


 近年6%前後の経済成長率を安定的に維持し世界から注目を集めるインドネシア。しかし電力需給の逼迫などインフラ整備にまだ課題を残す。そのため多くの若者が海外に飛び出して先進的な技術や知識を習得している。東工大の博士課程で薄膜太陽電池の研究に励むサドノさんもインドネシアの未来を担う若者の一人だ。「現在一般的に普及している太陽電池はガラス基板やシリコン基板を用いたものが多く固くて重い。フレキシブル基板上の薄膜太陽電池はより軽く、ぐにゃぐにゃと折り曲げることができる。将来的にはポスターのようにどこでも持ち運べるようになる」と話す。

 
 電力問題に関心をもったのは高校時代。首都ジャカルタ近郊で育ったサドノさんは、父親の仕事の関係で高校時代の2年間を地方で過ごした。ジャカルタからわずか2時間の距離だったが、頻繁に停電が発生する地方の現状に驚き、「エネルギー問題こそインドネシアの重要な課題だ」と将来の方向性を見定めた。
 
 アメリカ、シンガポール、韓国などを留学先候補として考えていたが、「ソニー、パナソニックといった日本の電化製品への憧れと日本政府の国費留学生に選ばれたことが日本留学の決め手となった」と話す。高校を卒業した2008年に来日。1年間東京外国語大学で日本語を勉強した後、東工大に入学。学士・修士を経て今年から博士課程に進んだ。
 
 電力のなかでも太陽電池を専門に決めたのは山田明教授の影響だった。「山田先生は魅力的な人柄と太陽電池に関する高い専門性でとても人気だった。学部時代は研究室の枠が空かず、修士課程に進学する際に試験を受けて何とか合格した」という粘り勝ちだった。
 
 研究室ではかけがえのない友人を得ることもできた。イスラム教の教えで飲酒ができないため、食事会で親睦を深める日本の習慣に馴染むのに時間がかかったが、「今ではジンジャエール片手に研究室のメンバーとの交流を楽しんでいる」と話す。思い出は日本人の同級生との修士課程修了旅行だ。母国インドネシアを旅行し実家にも友人達を招待した。「遠出するため早朝の3時30分出発というスケジュールを組むことがあったが、日本人は全員時間通りに準備を済ませて両親がとても感心していた」と笑みをこぼす。
 
 将来の目標は母国インドネシアで電力・電化製品分野で起業することだ。ソニー、パナソニックが戦後日本の象徴となったが、「インドネシアにはまだ有名な電力・電化製品の企業が少ない。起業して世界中に工場を作りたい」とインドネシアを代表するグローバル企業の立ち上げを目指す。



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