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岸本誠氏/稲田聡氏

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就職活動2017 
第2回 自己分析


「自分と向き合う時間」

生き方を徹底的に考える


岸本誠氏/稲田聡氏 
(国際基督教大学 学生サービス部長/就職相談グループ長) 


【向学新聞】ICU様

  (左)岸本氏  (右)稲田氏

 
 3月から就職活動がいよいよ開始される。就職活動の軸となるのが「自己分析」だ。なぜ自己分析が重要なのか。国際基督教大学(ICU)の岸本氏と稲田氏にお話を伺った。


――いよいよ就職活動が本格的に始まります。「自己分析」は就職活動において土台となる作業ですが、そもそも「自己分析」とは何なのでしょうか。
 
(稲田) 自己分析とは「自分と向き合う時間」のことであり、自分自身の軸を確立することです。

(岸本) 「なぜ今の大学を選んだのか」、「学生時代に最も頑張ったことは何なのか」、留学生であれば「なぜ日本に留学したのか」といったことを自分に問いかけて振り返ってみるといいでしょう。自分の考え方の傾向が見えてきます。その傾向を参考に「どのように生きていきたいのか」を深く考えることが自己分析だと言えます。

(稲田) 企業側の立場を考えると、採用したいのは「ポテンシャルがあり一緒に働きたい」と思える人材です。何がしたいのか明確ではなく、軸がぶれている人と企業は一緒に働きたいと思うでしょうか。きっとそうではないはずです。

(岸本) 特に昨今は学生の売り手市場ですが、一定水準以上の学生でなければ枠があっても採用しないという「厳選採用」が定着しています。これまで内定を勝ち取ってきた学生を見ると、自己分析やエントリーシート(ES)・面接対策などに多くの努力を重ねてきていました。


――なるほど。それでは具体的にどのような方法で自己分析に取り組んでいけば良いのでしょうか。

(稲田) 本学では入学前から卒業前までの間に、学生たちに対し毎年アカデミックプランニング・エッセイを書いてもらっています。テーマは、入学前であれば「現在の自分の目標、関心、希望分野」、2年次終了時では「なぜ自分のメジャー(専修分野)を選択したのか」(ICUでは1・2年次に幅広い分野の科目を履修し、2年次の終わりにメジャーを選択する)といった内容で、これが学生たちの自己分析の一助となっています。

 加えて、日々の学生生活のなかで考えて、そして行動することが重要です。例えば本学の学生寮には、日本人学生、留学生が混住しており、学生達は多種多様な文化的背景から多くの気付きを得ています。他者への理解があってはじめて自分の立ち位置が分かります。逆に深く自分を見つめることで他者の本質が見えてくることもあるでしょう。日々考え、自己分析ができている学生はESや面接がどんどんと上達していきます。

(岸本) 学生を就職活動前と後で比べてみても、自分と向き合うプロセスを経ることで成長がはっきりと見て取れます。就職活動において、簡単なことはなく、近道もありません。繰り返しにはなりますが、「自分はどう生きていきたいのか」を徹底的に考えることに尽きるのです。企業を選ぶ前にぜひこの自己分析という行為に取り組んでほしいと思います。


 
ポイント

 ①「なぜ今の大学を選んだのか」、「学生時代に最も頑張ったことは何なのか」、留学生であれば「なぜ日本に留学したのか」といったことを自分に問いかけて振り返ってみる。

②何がしたいのか明確ではなく、軸がぶれている人と企業は一緒に働きたいと思わない。

③内定を勝ち取ってきた学生を見ると、自己分析やエントリーシート(ES)・面接対策などに多くの努力を重ねてきた。

④日々の学生生活のなかで考えて、行動することが重要。日々考え、自己分析ができている学生はESや面接がどんどんと上達していく。

⑤学生を就職活動前と後で比べてみても、自分と向き合うプロセスを経ることで成長がはっきりと見て取れる。就職活動において、簡単なことや近道はない。




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