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2020年11月10日

留学生の就職支援 上智大学とハローワーク新宿が協定

留学早期から、複数年度にわたって留学生を支援する、「伴走型支援」の実施
留学生の国内就職・定着の更なる促進

 上智大学とハローワーク新宿は11月5日、「外国人留学生の国内就職支援に関する協定」を締結した。大学とハローワークが連携して、日本の就職活動の仕組みや、日本企業の雇用慣行等についての情報提供をするなど、一貫した支援体制の拡充を図る。

上智大学×ハローワーク新宿連携協定

 協定締結の背景として、政府が出した日本再興戦略2016の中に、留学生の卒業後の日本就職率を50%に引き上げるという目標が盛り込まれたが、現状では約35%にとどまっている状況がある。就職率が伸び悩む要因の一つに、日本独自の就職活動の仕組みについて、留学生側の理解が浅いことがあげられている。
 
 そこで、大学とハローワークが協力体制を強化し、留学早期から、就職段階、更には内定入社後に至るまで、一貫した支援を行い、留学生の国内就職をバックアップしようという主旨の下、今回の連携協定が結ばれることとなった。

 6月下旬に、東京外国人雇用サービスセンターが、四ツ谷駅近くの外国人在留支援センター(FRESC)内に移転し、上智大学と地理的に近くなったことも協定締結の後押しとなった。
 
 上智大学の曄道佳明学長は、挨拶の中で「全国初の名誉な機会をいただき大変喜ばしい。留学生は特に心の通うサポートが必要だ。今回の協定締結でさらに支援体制を強化し、日本で就職したいという彼らの志を支えたい。留学生のもつ多様な魅力や日本人にはない感性や個性が、日本の活性化につながっていくことも期待している。」と話した。

 ハローワーク新宿の永野靖所長は、「一人でも多くの留学生が就職し、定着に至ってほしい。今回の取り組みがモデルとなって、地方にも動きが広がることを期待したい」と話した。

 これまでも、ハローワーク主催のセミナーやガイダンスが実施されていたが、その後の後追いや効果把握の面では弱い部分があったが、協定により、大学側から留学生のフィードバックを受ける仕組みができ、支援の内容もより質の高いものにブラッシュアップされる効果も見込める。また、協定を結ぶことにより、実務担当者同士でのやり取りがしやすくなり、より細やかな情報のやり取りが可能となる。
 全国初の取り組みとして、今後の展開が注目される。


実施内容

上智大学
・ハローワークが提供する各種説明会、留学生対象のインターンシップ実施企業の情報、留学生対象の合同企業説明会開催情報などを、在学する留学生に提供

・参加の有無や、国内就職への志望度、各企画への留学生の感想などを把握し、ハローワークにフィードバック

・国内就職を希望する留学生に必要な支援を提供、ハローワークに支援を求める。

ハローワーク
・就職活動に関する基礎知識を提供するための講師派遣

・留学生対象のインターンシップ実施企業についての情報提供

・ハローワーク主催の留学生向け合同企業説明会・就職面接会の開催情報の提供

・留学生の卒業後、就職支援や企業への定着支援の実施


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