Top向学新聞リアルVoice>留学生の私から見た日本のコンビニ 王 倩さん

王 倩さん 

大阪みなみ日本語学校 中国出身


留学生の私から見た日本のコンビニ


王 コンビニの前にてBs
コンビニの前にて



手助けする楽しさ実感
食品廃棄率の高さは課題


 あっという間に日本語学校での二年間の留学生活はもう3/4の時間を経て、今大学の試験を準備しているところです。今までの留学生活を振り返って、一番忘れられないことはコンビニでアルバイトをしていたとき、体験したことです。ですから、私から見た日本のコンビニを話したいと思います。
 私たちがコンビニに入ったとき、最初に気づくであろう事と言えば、その店員の笑顔と接客態度の丁寧さでしょう。これを見ると、お客さんに満面の笑みで元気にあいさつをするのを日本が重視していることがわかります。これこそ、お客さんを惹きつけて、また今度来店させる魅力ではないでしょうか。
 また、日本のコンビニは品物の種類が食品のみではなく、雑誌、日用品、化粧品など全て揃っています。今でも忘れられないある雨の日の出来事があります。ある韓国人のお客さんが壊れた靴をバタバタと音を立てて、すこしびっこをひいて歩いて店に入って来ました。その様子を見たら、笑わずにいられなかったのですが、そのとき韓国人のお客さんと言葉は通じませんがすぐ案内してあげました。その韓国人の接着剤を握るときの心が落ち着いた様子と感謝の笑顔を見たら、私は人を手助けする楽しさと日本のコンビニの便利さを感じました。
 しかし、こんな便利なコンビニも改善すべきところがあると思います。それは商品の賞味期限が短くて、食品廃棄率が高いことです。以前携帯で日本に関するニュースを見ました。そのニュースによると、日本は世界で一番食べ物を捨てる国です。そのときうそだと思ったんですがコンビニで働き始めてからそれを信じられました。日本の食品安全は世界でも周知のことですが、賞味期限に過敏すぎると思います。コンビニでおにぎり、お弁当、インスタントラーメンなどの食品によって、賞味期限の二時間前からとか、二日前から廃棄して、三、四日経つと、捨てられたものはダンボール一箱もありました。これはたった一つのコンビニの話ですが、全国のコンビニやスーパーなどもくわえた量は想像するだけでもったいなくて、惜しいと思います。
 日本の食糧は輸入に頼っているものが多いにもかかわらず、日本はこれほど食品を廃棄するのは本当におかしいと思います。この現状はすぐ変えるのが難しいですが、将来の食料需要と飢餓に苦しむ人たちを考えると、少しずつ改善するべきではないかと私は思います。


王 ある休日のひととき  (1)s
ある休日のひととき



a:2996 t:2 y:1